【号外】ついに登場!ボンゴベースのシーダお台場ショーで初お披露目


平成28年11月5日(土)・6日(日)、東京お台場青海の特設会場にてキャンピングカーショーが開かれる。その中で目玉とも言えるCydaが金曜日の朝の搬入に姿を現した。詳細については次回に回すとして、まずは第一報から。

外観は、基本的に以前のアトム・シリーズを継承している。シェルデザインに関しても、一部流用部があるようなので大きくイメージが変化したわけではないのだが、バンクベッドの立ち上がりや、レインレールの埋め込み処理、サイドスカートの形状などにより大分スタイリッシュになった印象がある。

バンテック コンパクトキャブコン・Cyda(シーダ)

室内は新規採用のエントランスドアをくぐり小さめのステップを上がると、ダイネット。リヤには2段ベッドを装備。このエントランスドアは、なんと集中ドアロック動作している。

サードシート後ろにはマルチルームがあり、ポータブルトイレが設置されていて、ちょっとしたギミックでワードローブとしての使い分けができる。フロアにはすでにシャワーパンが張り込まれ、防水の外部収納庫としても使える。

バンテック コンパクトキャブコン・Cyda(シーダ)

セカンドシートは固定タイプで、エントランス脇にテレビホルダーアームが取り付けられ、限られた空間を可能な限り広く利用できるようにしている。バンクベッド部のシェルが新デザインになったので、そのベッドスペースはアトムよりも広いと思われる。

それ以外にも、肘掛けとかキッチン周り、外部からも「おやっ?」と思う数々の装備が仕込まれているのだが、それは是非ショーに足を運んでいただき自分の目で確かめてみることをオススメする。

これまでの小型トラックベースキャブコンの概念をガラッと払拭する内容になっている。ちょっとしたムーブメントを起こす可能性を秘めているのを第一印象で確認できた。

バンテック コンパクトキャブコン「Cyda(シーダ)」詳細ページ

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【第32回】4チューナー+4アンテナで受信感度をアップ!


DACPアンテナシリーズは第一電波工業とバンテックが共同開発した商品群で、自動追尾型BS/CSアンテナや地デジアンテナなどテレビ、アンテナ関連商品をラインナップしている。

そんななか地上波テレビチューナーとして評判がいいのが、MiniB-CASカードを付属したダイバーシティタイプのDACP-AT2×2だ。

家庭で地デジを受信するならば1チューナー1アンテナでも十分だが、移動体のキャンピングカーでの利用では電波が途切れないようチューナーもアンテナも4つずつ用意しておくと万全の体制。

さらにエリア自動切り替え機能搭載なので走行中でも安定した状態で地デジ放送を受信できる。

付属する4本のロッドアンテナは底面がマグネットになっているので、ハイエースなどのバンコンならそのままルーフに取り付け可能。FRPボディの場合は別売りのアース処理用アルミテープを貼ってから、付属の両面テープで固定することで受信感度をキープする。さらにHDMI端子付きなのでフルHDのデジタル高画質が楽しめる。ちなみにHDMI接続をすることで32インチ以上の大画面にも対応可能だ。

本体は薄型のコンパクト設計なのでテレビの裏側など目立たない場所に設置できるのがポイント。別売りのUSBメモリを装着することで簡易録画ができ、自動チャンネルサーチ機能も搭載する。フルセグとワンセグを自動で切り替える機能も付いている。

さらに受信感度を上げたいのならば無指向性アンテナDACP-225(21,600円)をチューナーに接続することができる。接続の際には専用のDACP225&AT2×2用接続ケーブル(2,592円)が必要だ。

DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2

地上波デジタルテレビ用チューナー
♯231063 DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2
価格:36,720円(税込)

【付属品】本体、リモコンセンサーケーブル、電源ケーブル、ロッドアンテナ&アンテナケーブル(5m)×4、リモコン、miniB-CASカード、HDMIケーブル(1.5m)、リモコン用電池×2、アンテナ固定用両面テープ ×4、本体固定用両面テープ ×2

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第31回】コンパクトでロングセラーとなったアトムシリーズの次世代モデルが登場!?


車内レイアウトのバリエーションが豊富で人気の高かったアトムがどうして現在シリーズから消えているのか? それはひとえに車両重量の問題である。いわゆる耐荷重の問題だ。2駆はまだしも4駆となるとかなり厳しい数字になり、オプション装備装着もままならない状況になっていた。そもそもこの手のモデルは4駆を選択するユーザーが多かったということもある。

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タウンエースベースの初代アトムが’00年に登場し、翌年にはヒュンダイSRXをベースにした耐荷重に余裕のあるパワフルモデルが登場。’03年にはバンク形状を大幅に変更した通称405というモデルが登場した。’07年にFRP一体成型の406、矢継ぎ早に407へと変更がされ、同年中に一番最初の写真であるバネットをベースにした新型の307が登場する。

このなかではヒュンダイSRXというリヤダブルタイヤのトラックが異彩を放っているが、それは当時バンテックが車両そのものの国内代理店として取り扱いを始めたからだ。余裕のあるベース車両、フロントエンジン、ウォークスルーモデルへの憧れもあったと思われるが、このモデルはある意味で三菱自動車のパジェロをトラックモデルに仕立て直したような感じだ。

パワーのあるディーゼルターボエンジンであり、さらにシャシーも余裕いっぱいだったので、アトムのキャンピングシェルを架装していても軽快に走行でき、ロングドライブでも疲れ知らずだったことを覚えている。

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最終型の307が登場したとき、それまでの定番的レイアウトを採用したモデルとは全くコンセプトが異なったモデルが登場。それが307Rである。これまでマルチルームを用意するのが常だったキャンピングカーの室内レイアウトを一変させた。
室内は兄貴分のジル同様のレイアウトを持たせる。すると車両容積の関係からマルチルームを省かなければ実現できない。しかしその装備はキャンピングカーとして捨てがたいというジレンマを抱える。

しかしちょうどこの時期から“トイレやシャワーはいらない”という新しいニーズを持ったユーザー層が登場してきた。
実際、現在でもトイレやシャワーのないとにかく室内が広々としているモデルは一定の人気がある。広いスペースでしっかり寝られる便利なミニバンとでも言えばいいのだろうか。

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ただしフルサイズのミニバンでも満たされない広々とした室内空間が307Rにはあった。立って歩ける室内高も重要だ。そう言ったニーズを満たすにはピッタリの全長全幅であるうえに、トイレ&シャワールームはなくしたものの伸縮するワードローブを設置した。

このワードローブのおかげで、必要とあらばポータブルトイレ設置によりトイレルームとして利用できるようになり、いわゆるキャンピングカー、旅車として使いたいユーザー層にもアピールでき、前出のジレンマも解消したのである。

伸ばした状態をトイレルームとしても、ダイネットとソファ周りをフルフラットベッド展開で利用できる点もよく考えられたレイアウトであった。

そんな307Rは’12年まで発売されたが、ベース車両がマイナーチェンジした折にラインナップから外れてしまった。しかしメーカー的にはラインナップの中でポッカリ空いてしまっているサイズであり、ユーザー的にもリーズナブルで利便性の高いクラスである。

現在、同サイズのベースシャシーであるマツダ・ボンゴトラックを使ったモデルが計画進行中のようだ。アトムの血を受け継ぐニューモデルの登場は、多くのユーザー層が待ち望んでいることでもあり、そう遠くになることはないはずだ。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【第30回】日本市場のために開発したハイエース専用ショックアブソーバー


テネコ社といえば世界有数のショックアブソーバーメーカーである。そのテネコ社がハイエース用に開発を行い、日本国内限定のショックアブソーバーとして「モンローサムライ」をリリース。“スポーツラグジュリー”を提唱していて、スポーティでありながら、乗り味も重視したショックアブソーバーに仕上げた。

車が路面から受けた衝撃はスプリング(バネ)が吸収。スプリングだけだといつまでも収まらない揺れをさらにショックアブソーバーが伸びたり縮んだりすることで吸収する。

その揺れを抑える力を減衰力といって、一般的には強いと乗り心地が固くなりスポーツ走行向きで、弱いと乗り心地がよくなる傾向にあるが、あまり弱すぎるといつまでも揺れが収まらずフワフワとした乗り心地になってしまう。

モンローサムライは、フロントの伸び側の中速域の減衰力を高め、縮み側は抑えることでごつごつとした乗り味を緩和。

さらにリヤは伸び側も縮み側も全域で減衰力を上げることで、サスペンションの路面追従性を高めている。
走行中はもちろんだが、たとえば駐車場から車を出して、小さな段差を乗り越えたときにも揺れの収まりのよさに気づくはずだ。

ショックアブソーバーの交換目安は乗用車では7万㎞、架装重量のあるキャンピングカーの場合だと5万㎞といわれている。交換時期が近づいてきたら純正品ではなく、ワンラックアップしたモンローサムライに交換することで乗り心地の違いを実感できるはずだ。

適応車種はトヨタ200系ハイエースで、2WD、4WDともに共通。基本パッケージは4本セットになるが、フロントのみ、リヤのみのオーダーも可能だ。(1万7640円/1本)

ただし、単品注文の場合は納期がかかるのでご注意。

♯241162 200系ハイエース専用プレミアムショックアブソーバー モンローサムライ

ショックアブソーバー
♯241162 200系ハイエース専用プレミアムショックアブソーバーモンローサムライ
価格:72,576円(税込・4本セット)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第29回】より身近なキャブコンとして登場したアトム


ライトトラックをベースにしたキャブコンは日本ならではのサイズ感である。1ボックスより広々とした空間や天井高がある、それでいてリーズナブルで維持費も安いこともあり、高い人気を維持してきた。

そんななか'00年に登場したアトムは、サイズ的には三菱デリカトラックをベースにしたJB-470やトヨタライトエースベースの480に続くコンパクトなボディサイズでありながらパネル工法を採用し、量産化のメリットとコストダウンを図ったモデルとなった。

ベースはライトエース、タウンエースどちらも選べた。もちろんそのリーズナブルさを前面に出したコンセプトは広く受け入れられ、爆発的ヒットに。

あまり知られてはいない話だが、このベース車両はトヨタのキャンピングカー専用設定車種であり、確かそれが最初に導入されたモデルだったはずだ。

驚くのは量産化メリットを最大限に生かし、当初から1車種でレイアウトを8タイプ用意していたことだ。リヤエントランス、フロントエントランス、リヤ常設2段ベッドと、あらゆるユーザー層を取り込めるラインナップだったのだ。

バンテック キャンピングカー ATOM

現在の各種サイズキャブコンが、レイアウトタイプを絞っているのと比べ、いかに大量に市場に展開していったのかが分かるところでもある。しかもその後、パワフルなリヤダブルタイヤトラックのヒュンダイSRXベースまで登場し、ラインアップ拡充はとどまるところを知らなかった。

ただリーズナブルさを前面に押し出していたため、現代のキャブコンのようにフル装備、いってみればジルほどの充実した装備群は望めなかった。もちろんそこには、耐荷重重量の問題も大きかったに違いない。何しろ、ベース車両サイズに対してキャンピングシェルがちょっと大きく、バランスを考慮すると完全な納得が得られるわけではない印象があった。

バンテック キャンピングカー ATOM

アトムはその後、ベース車両を日産バネットに変更しそれまでの問題点を洗い直した。現在バンテックにはこのライトトラックベースのキャブコンが存在しないものの、どうやら準備は着々と進んでいるようなので、近々、目にすることになるはずだ。後継モデルの出来映えがかなり気になるところである。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com