「北海道らしい絶景を楽しみながらドライブしたい」。そんな人にピッタリなのが、小樽から稚内までの海岸沿い約380kmをひたすら走る「オロロンライン」です。北海道には絶景のドライブルートが数多く存在しますが、スケール感ではこのルートが随一。雄大な日本海を眺めながら、北海道ならではの絶景ロングドライブを満喫できます。
約380kmというと、東京~名古屋、東京~仙台とほぼ同じ距離。それがすべて海沿いの一般道ですので、オロロンラインのスケールの大きさに驚かされます。小樽から稚内まで走破すると、ノンストップでおよそ6時間。休憩を入れて、約7時間のルートです。
オロロンラインを北上すると常に海側の車線を走ることになるので、稚内方面へ向かう際にこのルートを利用するのがお勧め。旭川からも札幌からも出やすい留萌を起点として稚内方面に北上すると、雄大な景色を眺めながら爽快なドライブを楽しめ、途中に魅力的な観光&グルメスポットも点在しています。
留萌市街から北へ30分ほど走ると、道沿いに「道の駅おびら鰊番屋」があり、国の重要指定文化財「旧花田家番屋」を見学できるほか、食堂でにしんをメインにした海鮮も味わえます。さらにその先を進めば、立ち寄り温泉施設とオートキャンプ場を併設した「道の駅風W(ふわっと)とままえ」「道の駅ロマン街道しょさんべつ」と、温泉、キャンプ場、新鮮な海の幸という3つの要素を楽しめる魅力的な道の駅が続きます。
オロロン街道のハイライトは、天塩町周辺。天塩川を越えて106号線を走っていると、広大な直線道路の左手に日本海のかなたに浮かぶ利尻富士、右手に28基の巨大風車が立ち並ぶ光景を眺めることができます。日本離れした雄大な景色は、まさに北海道ならでは! そこからサロベツ原野を抜けて1時間ほど走れば、日本最北の市・稚内に到着です。
絶景、道の駅、温泉、オートキャンプ場など、魅力がいっぱい詰まった「オロロンライン」。北海道に行ったら、ぜひ一度は走ってみたい最高のドライブルートです。
(データ)
住所 北海道稚内市大通6丁目北海道道106号稚内天塩線