【八幡坂】街と海を一望できる 函館の絶景スポット


函館市には本州(青森)と北海道をつなぐフェリーターミナルがあり、北海道を旅するキャンピングカーユーザーにとっても非常になじみ深い場所です。日本有数の夜景をはじめとするビュースポットや、新鮮な海の幸を味わえる函館朝市、ショッピングを楽しめる金森赤レンガ倉庫など、魅力的な観光スポットも数多く点在しています。

函館を訪れた際にぜひ立ち寄っていただきたいのが、異国情緒漂う美しい景観が広がる元町エリア。「坂の街」とも呼ばれる函館は、元町エリアからベイエリアに向かって数多くの坂が走っていて、海と街が一体となった美しい風景を楽しむことができます。元町エリアを散策していると、たくさんの“坂のある風景”に出会えますが、数ある坂のなかでも、もっともお勧めなのが「八幡坂」です。

映画やドラマ、CMのロケ地として数多く使われている「八幡坂」は、知名度も人気もナンバーワン。食器用洗剤チャーミーグリーンのCMで、年配夫婦が手をつないでスキップするシーンのロケ地として有名となり、過去には新聞のランキングで「訪れたい坂日本一」に選ばれたこともあるほどです。

海に向かってまっすぐに伸びた坂の最上部から眺める景色は、素晴らしいの一言! 石畳が敷きつめられたレトロな雰囲気の坂道と、正面に広がる函館湾の美しい眺めとが相まって、まるで異国にいるかのような感覚を味わうことができます。坂の最上部には北島三郎さんの出身校として知られる北海道函館西高校があり、そこから海を見下ろす風景を写真に収めようと、全国から多くの観光客がカメラを手に集まってきます。

周辺には、夜景を楽しめる函館山ロープウェイ山麓駅や旧函館区公会堂、異国情緒あふれる教会群などの人気観光スポットが点在していますので、周辺のコインパーキングや観光駐車場にクルマを止めて、街の空気を感じながらゆったりと散策してみてください。

 

(データ)

住所 北海道函館市末広町19

電話 0138-23-5440(函館市観光案内所)

駐車場 周辺に有料駐車場有

https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-17.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【旧函館区公会堂】海を臨む美しい洋館で 明治時代にタイムスリップ


北海道函館市の元町エリアは、歴史的建造物や教会が立ち並んだ異国情緒漂う美しい街並みが魅力です。函館山からの夜景を楽しめる「函館山ロープウェイ」や、CMや映画などに多数使われている「八幡坂」などの写真映えするスポットが数多く点在していることから、函館屈指の観光地として人気を集めています。

数ある名所の中から今回ピックアップするのは、函館港を見下ろす坂の上に建つ「旧函館区公会堂」。函館・元町エリアを訪れた際にぜひ立ち寄ってほしい、お勧めのスポットです。

優美なコロニアルスタイルの外観を特徴とした「旧函館区公会堂」は、明治43年(1910年)に建てられた明治洋風建築の代表的建造物。現在まで110年以上に渡って、海を臨む坂の上から街の歴史を見守り続けてきました。

もともと住民の集会所・商業会議所の事務所として建てられたものですが、商業会議所の事務所移転後は、会議、お祝い、演奏会、展覧会などの会場として函館市民に広く利用されてきました。昭和49年(1974)には、明治期の洋館としての歴史的価値を評価され、国の重要文化財に指定。現在は観光客向けに建物を一般公開して、年間約15万人が訪れる函館有数の観光名所になっています。

建物の内部は明治期の雰囲気がそのまま残されており、調度品も当時のものを使用することで、明治時代にタイムスリップしたかのような華やかな空間を作り出しています。館内を見学するだけでも明治期の栄華を十分に体験できますが、ここを訪れた際はぜひ館内の「函館ハイカラ衣裳館」を利用してみてください。衣装館ではドレスやタキシードなどを格安でレンタルでき、当時の衣裳を着用したまま館内を周遊して、映画のワンシーンのような「奇跡の1枚」を撮影することができます。

衣装のバリエーションも豊富で、サイズも子ども用から大人用までそろっています。20分で大人1200円・子ども800円と、料金設定も良心的! 明治時代の紳士・淑女気分で、旧函館区公会堂を満喫してみてください。

 

(データ)

住所 北海道函館市元町11番13号

入館料 一般300円、学生・生徒・児童150円

営業時間 【4~10月】火~金9:00~18:00、土~月9:00~19:00 【11~3月】9:00~17:00

休館日 12月31日~1月3日

駐車場 周辺にコインパーキングあり

問い合わせ 0138-22-1001

https://hakodate-kokaido.jp/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【あとい食堂】日本最北の離島・礼文島で 絶品の生ウニを味わう


筆者は15年以上に渡って、毎年家族とキャンピングカーで北海道を旅してきました。これまでの北海道旅を合計すると、その日数は300泊以上。そんな経験もあって、キャンピングカーユーザーから「北海道で一番おいしかった海鮮のお店は?」という質問をよく受けます。そんな時に必ず紹介するのが、礼文島の「あとい食堂」です。

北海道稚内市の西方60kmの日本海上に位置する最北の離島「礼文島」は、約300種類の高山植物が咲く「花の島」。登山やトレッキング、キャンプなどのアウトドアレジャーや、ここでしか味わえない絶品の海鮮グルメを求めて、全国から毎年約30万人を超える観光客が島を訪れます。

「あとい食堂」は、 “食の島”としても有名な礼文島北部の金田岬にある小さな海鮮食堂です。地元の船泊(ふなどまり)漁協が経営する食堂だけあって、素材の鮮度はお墨付き。礼文島ならではの新鮮な海の幸を、思う存分味わうことができます。海鮮丼、舟盛定食、いくら丼、焼魚定食などの海鮮メニューがそろっていますが、ぜひここで味わっておきたいのが夏季限定の礼文島産ウニ丼セット。その日の朝に獲れた生ウニが別皿にたっぷり盛られ、海苔とウニをお好みの量でご飯に載せて、ワサビをあえた昆布醤油をかけて贅沢にいただきます。旬の時期に食す朝獲れの生ウニは、言葉をなくすほどのおいしさ! 濃厚な味わいのエゾバフンウニを味わいたいなら、6~7月の訪問がお勧めです。

 

食堂がある金田岬は、アザラシ見物ができることでも有名なスポット。日本最北の離島にポツンと建つ小さな海鮮食堂で朝獲れの絶品ウニ丼をお腹いっぱい味わい、食後はお店のすぐ隣の岩場でのんびりと昼寝をしている野生のアザラシを眺める。そんな日本離れした体験ができるのが、この食堂の魅力です。礼文島観光の際はぜひ「あとい食堂」を訪れて、“一生忘れられない味”に出会ってみてください。

 

(データ)

食事処あとい

住所 北海道礼文郡礼文町大字船泊村金田岬

営業期間 4月~9月

営業時間 11:00〜14:30

定休日 無休

TEL 0163-87-2284

駐車場 あり

https://funadomari.jp/hpgen/HPB/entries/3.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【トロッコ王国美深】トロッコで緑の中を駆け抜ける 全長10kmの大冒険!


北海道旭川市と日本最北端の町・稚内市のほぼ中間に位置するのが、美深町です。過去に国内最低気温の‐41.5℃を記録したこともある特別豪雪地帯ですが、夏の観光シーズンには、南北にかけて天塩川が流れ、周囲を天塩山地と北見山地に囲まれた、美深町の豊かな自然を求めて多くの観光客が訪れます。そんな美深町にあるイチオシスポットが、JR宗谷本線の美深駅からクルマで30分ほど走った山あいにある「トロッコ王国美深」です。

「日本一の赤字ローカル線」として全国にその名を知られ、昭和60年に廃止された旧国鉄・美幸線。その当時に使われていた本物の線路を利用してトロッコを運行しているのが、「トロッコ王国美深」の大きな特徴です。普通免許があれば、エンジン付きのトロッコを運転することができます。

往復10キロ(約40分)の線路を自らの運転で走れるテーマパークは、全国でもここだけ! 白樺や木々のトンネル、渓谷や野原など、自然いっぱいの景色を眺めながら、本物のレールの上をトロッコで風を切って走る。観光シーズンには日本国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れ、往復10キロの爽快な大冒険を笑顔で体験していきます。

美深町は、道北エリアを南北に縦断して旭川市と稚内市をつなぐ国道40号線の中間地点にありますので、最北端の町・稚内を目指す際には、ぜひ「トロッコ王国美深」に立ち寄ってみることをお勧めします。周辺には、「道の駅びふか」をはじめ、オートキャンプ場やテニスコート、パークゴルフ場などの設備が整った「森林公園びふかアイランド」、低価格で日帰り入浴できる「びふか温泉」など、魅力的な施設が数多くありますので、そうした施設を併せて利用して、美深町の魅力を肌で感じてみてください。

 

(データ)

住所 北海道中川郡美深町字仁宇布215番地

料金 大人1800円、中・高生1200円、小学生700円、未就学児無料

営業時間 8:30~16:00

営業期間 4月下旬~10月下旬 ※ 2021年度の営業は終了しました。現在は冬季休業中です。来年度の営業開始日は確定次第掲載いたします。※ 更新 2021年10月25日                                                                                                                            

定休日 なし(期間中は毎日運行)

駐車場 無料

問い合わせ 01656-2-1065

https://www.torokkobihuka.com/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【びふかアイランド】全国からキャンパーが集う 旅人のパラダイス!


海道・道北エリアの中心部にある美深町。そこに、全国からキャンパーが集まる旅人のパラダイス「びふかアイランド」があります。この施設は、東京ドーム約17個分にあたる総面積76haの広大な敷地内に、天然温泉施設のほか、キャンプ場、テニスコート、カヌーポート場、パークゴルフ場などのアウトドア施設を備えた水と緑の森林公園。暖かい季節になると、年配の長期滞在者、自転車ツーリスト、バイカー、ファミリーキャンパー、ソロキャンパーなど、様々なスタイルの旅人が敷地内のキャンプ場に集います。

キャンプ場の人気の理由は、1泊400円(大人1名)という格安料金! サイトはクルマ乗り入れ可能なオートフリースタイルで、空いている場所を選んで自由にテントやタープを張ることができます。チェックイン8:30~、チェックアウト~翌15:00と、時間設定にゆとりがあるので、1泊でもバタバタせずにゆったり過ごせるのも魅力です。

「びふかアイランド」の敷地内には、区画サイトにAC電源と水道を完備したオートキャンプ場もあるので、キャンプ初心者や快適にキャンプを楽しみたい人にはこちらがお勧めです。料金は、1泊1サイト(1台)2700円! 本州でこのレベルのオートキャンプ場だと、間違いなく1泊6000~7000円はかかりますので、AC電源・水道完備で1泊2700円は驚きの格安料金です。

キャンプ場の目の前には日帰り入浴可能な「びふか温泉」があり、歩いて温泉を楽しむことができます。「ロケーション抜群」「料金が安い」「温泉がある」と、ただでさえ好条件がそろったフィールドですが、ほかにテニスコートやパークゴルフ場、ターフゲレンデなど、遊びのスポットも盛りだくさん! 生きた化石と呼ばれるチョウザメを間近で見学できる、入場無料の「チョウザメ館」も必見です。道北エリアを訪れた際は、ぜひ「びふかアイランド」で快適なキャンプライフを味わってみてください。

 

(データ)

住所 北海道中川郡美深町字紋穂内139番地

電話番号 01656-2-3688(管理棟)

開設期間 5月上旬~10月下旬

営業時間 【キャンプ場】チェックイン8:30~/チェックアウト~翌15:00 【オートキャンプ場】チェックイン13:00~/チェックアウト~翌12:00

料金(1泊) 【キャンプ場】大人400円、小人200円、幼児無料 【オートキャンプ場】2700円(AC電源・水道付き)

※ペット可、ごみ処理可(有料)

https://www.bifukaonsen.com/areainfo/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/