【達古武オートキャンプ場】釧路湿原観光に便利な低料金のオートキャンプ場


国立公園に指定されている「釧路湿原」は、釧路市北部から阿寒郡鶴居村、川上郡標茶町、釧路郡釧路町にかけて広がる日本最大の湿原です。その広さは、大阪市の面積を超える2万8788ha! 広大な湿原内を大きく蛇行しながら釧路川が流れ、天然記念物のタンチョウをはじめとする約1300種の生き物と約700種の植物が生息しています。

そんな釧路湿原観光のベース基地としてオススメなのが、釧路湿原国立公園内にある「達古武(たっこぶ)オートキャンプ場」です。湿原三湖に数えられる達古武湖のほとりに、美しい芝生のキャンプサイトが広がっていて、管理棟にはコインシャワーやコインランドリー、売店も完備されています。整備の行き届いた清潔なフィールドなので、初心者でも快適なキャンプを楽しめること請け合いです。

このキャンプ場の魅力のひとつは、利用料金の安さ。入場料は大人100円・子供50円、オートサイトの利用料が1泊1290円なので、「夫婦2人+子供2人」のファミリーでも1泊1500円ちょっとで宿泊することができます。しかも、低料金でありながら一部のオートサイトはAC電源も完備! リーズナブルな料金設定のため、キャンプが目的ではなく「車中泊地」「観光のベース基地」として活用しているキャンピングカーユーザーの姿も多く見られます。AC電源が完備され、給水やゴミ処理もできるので、サイト内に駐車して車内で安心して生活できるだけでも利用価値は十分です。

キャンプ場には、マウンテンバイクやカヌーのレンタルもあり、達古武湖の周囲を散策したり、湖上から神秘的な景色を鑑賞したりと、釧路湿原の大自然を思う存分味わうことができます。人気スポット「細岡展望台」までクルマで15分と、観光のベース基地としての利便性も申し分なし。釧路湿原観光に合わせてぜひ訪れたい、快適性・ロケーション・利便性の3拍子がそろったキャンプ場です。

 

 

(データ)

住所 北海道釧路郡釧路町達古武65-2

電話番号 0154-40-4448

開設期間 5~10月

営業時間 チェックイン15:00~、チェックアウト~翌10:00

料金(1泊) 入場料:大人100円、小・中学生50円+オートサイト1290円(AC電源付き)

※ペットOK、ゴミ処理可

https://www.welcome-kushirocho.jp/camp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第237回】DIY心をくすぐるキャンピングカーパーツ その⑦


前回に引き続き、電気関連のパーツを紹介します。今回紹介するのは、車内へ外部AC電源を取り入れるために必要なプラグや車内のコンセントなどです。

 サブバッテリーからインバーターを介して電気を使うこと以外に、外部AC電源が使えるようになると、オートキャンプ場やRVパークなどでサブバッテリーに充電ができたり、消費電力の大きな家電などを利用できたりと便利です。

 またボディに取り付けるためのソケットやコンセントなどのキャンピングカーならではの特殊なパーツについても紹介していきます。

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キャンピングカーパーツセンター ♯172100 防水プラグ

♯172100

防水プラグ

価格:198円

●ゴムのカバーで覆われている防水タイプのコンセントプラグ。外部電源を取り込むためのコードなどに使われます。1500W、15Aの電流量に対応。

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キャンピングカーパーツセンター ♯172010 外部防水ACコンセント

♯172010

外部防水ACコンセント

価格:4,180円

●車体外壁に設置するコンセントのセットで、250V15Aに対応しています。ワンタッチロック機構の付いた屋外で使える防水コネクタで、耐候性に優れています。結線にはハンダ作業が必要です。

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キャンピングカーパーツセンター ♯172081 角型コンセント

♯172081

角型コンセント

価格:198円

●車内壁面に簡単に取り付けができる角型コンセントです。125V、15Aに対応しています。電源配線は取り付け開口部を通して裏側から取り出すことで、表側に配線が見えず、きれいに仕上げることができます。

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キャンピングカーパーツセンター ♯172082 15-20A兼用接地角型コンセント

♯172082

15-20A兼用接地角型コンセント

価格:891円

●通常の15Aコンセントとともに、アース線組み込みの3芯20Aにも対応するコンセント。2芯のほかにアース線の設置が必要になります。

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キャンピングカーパーツセンター ♯172006 ACスリム2連コンセント100V NN777ZC

♯172006

ACスリム2連コンセント100V NN777ZC

価格:935円

●幅の狭いスペースにコンセントを増設したいときに役立つ埋込型のタイプです。2タップ合計で1200Wまで使用できます。

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キャンピングカーパーツセンター ♯820103 外部電源インプットソケット70×135×65ホワイト

♯820103

外部電源インプットソケット70×135×65ホワイト

価格:3,080円

●ヨーロッパタイプのキャンピングカーに多く採用されている外部AC電源取り入れ用のパーツです。電流量15Aまで対応しています。#82032のプラグと合わせて使用します。

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キャンピングカーパーツセンター ♯82032 CEE 外部電源インプットプラグ

♯82032

CEE 外部電源インプットプラグ

価格:880円

●#820103のソケットと合わせて使用します。キャンピングトレーラーなどに使われることの多いパーツで、経年変化によって割れたり、欠けたりした場合の交換用部品としても利用できます。

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浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第197回】車中泊のほか、災害時にも活躍するポータブル蓄電池


車内で電気を使う方法はいろいろあります。発電機は、大容量を長時間にわたって出力できますが、車内では使えませんし、音や振動が気になります。ガソリンなどの燃料管理の手間もあります。

 インバーターは比較的手軽に電気が利用できますが、大容量になるとサブバッテリーが必要ですし、走行充電システムを組んだり、車内で配線が必要になります。

 ポータブル蓄電池は、車内にポンと置くだけですぐに電気が使えるようになり、もっとも手軽に車内で電気を使うことができるといえます。持ち運びが簡単ですから、電気容量がなくなれば家に持って帰って、AC100Vで充電すればOKです。

ポータブル蓄電池PB450」は容量500Wの蓄電池で、AC100V、USB、アクセサリーソケット(DC12V)が使えます。

キャンピングカーパーツセンター #201060 ポータブル蓄電池PB450

 液晶ディスプレイ搭載で、入力・出力表示の他に使える電気の残り時間が表示されてひと目で分かるので便利です。

 バッテリー容量がなくなると充電が必要ですが、本体の充電はACアダプター、アクセサリーソケット、ソーラー充電に対応しています。ソーラー充電については専用のソーラーパネルがオプション設定になっています。

 ほかにも専用バッグがオプションで用意されていて、本体はもちろんのこと、コード類、ソーラーパネルをまとめることができるので、車内でもコンパクトに収納できます。

 本体の角にはゴムカバーが付いていて、落下などから守る耐衝撃設計。各種ポート部分にはカバーが付き雨やホコリに強いデザインです。

キャンピングカーパーツセンター #201060 ポータブル蓄電池PB450

#201060
ポータブル蓄電池PB450
価格:45,630円
サイズ:304×186×167㎜
重量:5.4㎏

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第156回】アクセサリーソケットから給電できる!USBポート付きポータブルインバーター


車内で家電製品を使う場合、インバーターが必要です。車内のバッテリーは通常DC12Vなので、それをAC100Vへ変換するのがインバーターの役割となります。

 キャンピングカーパーツセンターでは120Wから3000Wを越える容量のインバーターを取り扱っているので使用する電気消費量に合わせて選べます。

キャンピングカーパーツセンター #192142 サイン波インバーター FI-S126FR 12V 125W 50/60Hz切替

インバーター
#192142 サイン波インバーター FI-S126FR 12V 125W 50/60Hz切替
価格:23,760円
サイズ:幅120×高さ62×奥行180㎜
重量:1.25㎏
※50Hz、60Hzの切り替えスイッチ付き

 携帯電話やパソコン用に使うならばアクセサリーソケットに接続するだけで使えるインバーターがお薦めです。サブバッテリーと配線をする手間がなくすぐに使えます。

 以前から小容量タイプとしては、「サイン波インバーターFI-S126FR 12V 125W 50/60Hz切替」がありましたが、2月に幕張メッセで行われたジャパンキャンピングカーショーで新しいモデルが発表になりました。

 小さな容量でコンパクトサイズのサイン波インバーター「サイン波インバーターFI-S122 PORTA 12V122W」の一番の特徴はUSBポートがついたことです。スマホなどの充電がインバーターだけでもできるようになり、これは便利な装備です。

 アクセサリーソケットから電源が取れるのは従来モデルと変わらず。サイズは小さくなり、とくに厚さは約3㎝と薄型なので、ちょっとしたすき間に入れることもできます。

 出力はAC100VコンセントとUSBポート。ヒューズが付いているのが見えますが、これは入力の逆接続をしたときにヒューズが切れるようになっています。

 120W以上の電気を使った場合は内部回路が働いて自動でカットされます。ヘルツフリーではないので、50Hz、60Hzを指定して購入してください。

 また、インバーターにはサイン波(正弦波)と疑似サイン波タイプの2種類があります。疑似サイン波タイプはパソコンなどのデジタル機器が正常に動かない場合や、蛍光灯のコイルの温度が上がり過ぎたり、電気毛布が使えないことなどがあるので注意して下さい。カー量販店などで売っている安いインバーターはほとんどが疑似サイン波タイプです。

キャンピングカーパーツセンター #192150 サイン波インバーター FI-S122 PORTA 12V122W

インバーター
#192150 サイン波インバーター FI-S122 PORTA 12V122W
価格:19,440円
サイズ:幅188×高さ30.5×奥行105㎜
重量:0.45㎏

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第130回】災害時にも活躍するポータブル電源


車内で電源が必要な場合、エンジンがかかっている状態であれば、車のメインバッテリーがつながっているアクセサリーソケットから取ることができます。

 充電することが多いと思われるスマホの場合は、アクセサリーソケットに挿す充電器が使えます。USBカーチャージャーや、シガーソケットUSBチャージャーなどの名前で販売されている充電器です。

 家庭で使っている電気製品(AC100V用)を使う場合はどうしたらいいでしょうか? こちらもエンジン始動中ならば、アクセサリーソケットに挿すタイプのインバーターが使えます。

 ただし使える電気の容量が限られているのと、さらにどちらの場合にもいえることですがエンジンを切っているときにメインバッテリーから電気を取ると、バッテリー上がりの原因になりかねません。

 キャンピングカーユーザーには馴染みのあるサブバッテリーとインバーターの組み合わせであれば、エンジン停止中でも電源を使うことができますが、これは一部車両をのぞいてミニバンなどの乗用車には装備されていないものです。

 そこで車中泊などで気軽に電源を使いたいときに便利なのがポータブルタイプの電源です。「ポータブルパワー電源390Wh」は、DC12Vアクセサリーソケット、DC12Vコンセント、USBポートが備わっていて、スマホやデジタル機器などの充電ができます。

キャンピングカーパーツ #201055 ポータブルパワー電源390Wh

AC100Vコンセントは300Wまで使用できてテレビをつないだり、パソコン、デジカメなどへの充電が可能です。

 電気を使ったら、再チャージします。家庭用電源で6~8時間、車のアクセサリーソケットからは10~20時間で充電ができます。さらに別売のソーラーパネルを接続することで4~6時間で充電可能です。

 万が一のメインバッテリー上がりでは、付属のジャンプスターターを使ってポータブル電源をつなぐことで、エンジンの再始動ができます。

 車中泊はもちろん、万が一の災害時に電気が使えなくなったとき心強い味方となるはずです。

キャンピングカーパーツ #201055 ポータブルパワー電源390Wh

#201055
ポータブルパワー電源390Wh
価格:96,120円
サイズ:235×230×140mm
重量:5kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp