【天に続く道】天に向かって真っすぐ伸びる 壮大なドライブルート


北海道・斜里町の国道334・244号線にある全長約18kmの直線道路が、北海道屈指の絶景ドライブルート「天に続く道」です。高台からオホーツク海に向かってどこまでもまっすぐに続く道は、北海道ならではの開放感とスケール感にあふれています。

頂上付近からいったん大きく下り、そのまま天に向かって伸びていく道を眺めていると、まるで空に登っていくかのような錯覚を覚えるほど。観光シーズンには、ここでしか味わえない壮大な景色をひと目見ようと、バイカーや自転車ツーリスト、観光客が全国から大勢集まってきます。広大な面積を持つ北海道には、観光地として人気の直線道路がいくつも存在しますが、スケールの大きさではここ「天に続く道」がナンバーワンと言っても過言ではありません。

 眺望エリアは分かりにくい場所にあるので、初めて訪れる人は注意が必要です。もっとも分かりやすいのは、知床斜里駅方面から国道334号線を知床半島に向かって9kmほど走り、左方向に曲がる334号線を外れて南3号へと直進するルート。坂を登りきった頂上付近に駐車スペースと木製の展望デッキが設置されていて、そこから歩いて道路に出ると息をのむような絶景が広がります。展望デッキからは、はるか彼方にオホーツク海を望む雄大な田園風景も一望できるので、こちらもぜひファインダーに収めておきたいところです。

「天に続く道」は、知床半島の観光拠点となるウトロから30分弱の好立地にあるので、知床観光の前後に立ち寄るのがオススメ。キャンピングカーで旅をしていると、「愛車と絶景を1枚の写真に収めたい」という気持ちになりますが、ここならどこまでもまっすぐに続く道と愛車をセットで撮影することも可能です。ただし、撮影ポイントは交通量のある道路なので、走行する車両や周囲の観光客への配慮を忘れずに。愛車と絶景を絡めて撮影したいなら、クルマ通りもなく観光客もいない、早朝に訪問するのがベストです。

(データ)

住所 北海道斜里郡斜里町峰浜(駐車場、展望デッキあり)

観光適期 4月初旬〜11月下旬(冬季は2月のみ除雪され通行可能)

問合先   知床斜里町観光協会 TEL:0152-22-2125 http://www.shiretoko.asia/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第168回】真夏に向けて涼しさを提供してくれる2つのパーツ


ここ数年、夏になると異常気象ともいえる暑さが話題になります。今年も5月に東京都心では3日連続で30℃を越える真夏日を記録しました。今年の夏はどれくらいの暑さになるのか気になりますよね。

 キャンピングカーは好きなところに移動して宿泊できるので、暑ければ涼しいところへ行けばいいのですが、移動中の車内の温度管理も重要です。

 猛暑になり外気温が35℃を越えると、車内は50℃近くになり、エアコンの効きも悪くなります。そこでエアコンの効きをよくするために紹介したいのがサブコンデンサーです。2001年以降の200系カムロードが対象となるパーツで、リヤクーラーを装着している車両にお薦めです。

「サブコンデンサー」とは、あまり聞き慣れないと思いますが、既存のコンデンサーにボルトオンで装着することでエアコンガスを効率よく冷却できるようになり、エアコンの吹き出し口からの温度をさらに2~4℃下げることができます。

 取り付けには専門の技術と経験が必要で、誤った取り付け方をすると重大な事故につながる恐れがあるので、取り付けは専門店への依頼が必要です。注文の際には備考欄にカムロードの型式と取り付け業者名を忘れずに明記してください。

♯165720
200系カムロード用サブコンデンサー
価格:119,750円

 キャンピングカーのエアコンというと、最近は家庭用エアコンを流用して車に取り付けることが主流ですが、これが後付けとなると配管が面倒なのと、室外機を置くスペースなどがないなど取り付けしにくい場合があります。そこで車載専用の一体型クーラーの出番です。

 ルーフ上に取り付けるタイプの後付けクーラー「ルーフエアコンMACH8」は、本体の高さが21㎝に抑えられているので、空気抵抗が少なく、木の枝などにもひっかかかりづらい設計です。しかも一体成形のため、高い耐久性があります。

 暑い夏を快適に過ごすための準備を今からしておきましょう。

キャンピングカーパーツセンター ♯165717 ルーフエアコンMACH8

♯165717
ルーフエアコンMACH8
価格:279,720円

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【朱鞠内湖畔キャンプ場】道内屈指の大自然を味わえる ワイルドなフィールド


雄大な大自然が残る北海道の中でも、随一のロケーションを誇るのが「朱鞠内湖畔キャンプ場」です。東京ディズニーランド約30個分もの広大な面積を誇る朱鞠内湖は、ダム建設に伴って作られた人造湖。一帯は道立自然公園に指定されており、深い原生林と湖に浮かぶ大小13の島々とが相まって、日本とは思えないような幻想的な雰囲気を醸し出しています。

この「朱鞠内湖畔キャンプ場」は、そんな“北海道の秘境”とも言える朱鞠内湖畔に位置する野趣あふれるフィールド。第1サイトは車両乗り入れ不可ですが、第2~3サイトは好きな場所にクルマを乗りつけられるオートフリータイプになっていて、湖畔や林間などさまざまなロケーションから好みの場所を選んで設営することができます。

北海道には素晴らしいキャンプ場が数多くありますが、ワイルドなロケーションにおいてはここが確実にトップクラス。北海道屈指の大自然の中でオートキャンプができるということで、道内はもちろん本州からも多くのアウトドアフリークが集まってきます。「北海道の大自然を肌で感じたい」という人は、ここを訪問すれば北海道以外では決して見られない雄大な景色を眺めながら、キャンプ本来の楽しさを味わえること間違いなしです。

大人600円、小人300円という利用料金の安さも魅力。高規格キャンプ場の対極にある大自然の中のキャンプ場でありながら、炊事場、トイレ、コインシャワー、コインランドリーなど必要十分な設備が整っており、第2~3サイトには1泊200円で電源が使用できるエリアも用意されています。

幻の魚イトウが潜む「神秘の湖」で釣りを楽しむもよし(遊漁券1日1100円)、カヤックを漕ぎ出して湖上から幻想的な風景を堪能するもよし、バードウォッチングや昆虫採集を楽しむもよし、静かに焚火を楽しみながら満天の星空を眺めるもよし……。子供の遊具や過剰な設備がない代わりに、ここには唯一無二の大自然があります。湖畔のサイトにクルマを止めて、日本離れした雄大な景色を愛でながら淹れたてのコーヒーをゆったりと味わう。そんな贅沢なキャンプを体験してみたい人に訪れて欲しい、最上級のフィールドです。

 

(データ)

住所 北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内湖畔

電話番号 0165-38-2101(受付8:00~17:00)

開設期間 5月上旬~10月下旬

営業時間 チェックイン~13:00、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 大人600円/小人300円、電源使用料200円

※キャンプサイトはペット可、ゴミは持ち帰り

キャンプ

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第167回】PVCコーティングでお手軽ブラッシュアップ


前回、古くなったスマホの再利用で老眼対策などを書いてみたが、よく見るとそのスマホは外観が塗装もはげてボロボロ。そこでバックカバーが外せることをいい事に、サクッと見た目をかっこよくしてしまう方法を紹介。

用意するのは市販のPVCシート、いわゆるビニール製のシート。最近のシートはすごく良くできていて、パッと見に印刷であることもわからなかったり質感が似せてあったりと都合がいい。

準備としては、母材に対して割とたっぷり目に切り出すことから始まる。その理由は、後で分かるが引っ張ることが必要だから。

この方法は、車のダッシュボードのパネルとかキャンピングカーのパーツコーティングにも使えるので、ぜひ試して見てほしい。

貼り付け作業は、母材の油分を除去しシールの裏紙を外してとごく一般的なのだが、ここからがPVCの面白いところ。その素材の耐熱温度は60~70度Cあたりで、80~100度Cでグニャーンと伸びる。110度Cを超えたあたりから今度は一気に縮め始めるのだ。

この辺りの温度感覚を見極めつつ、ドライヤーであぶりながら伸ばしたり縮めたりしてきっちりシワなく張り込んでいくのだ。スマホケースなどの小物で何度か練習すればコツがつかめ、ダッシュパネルなどの大物も出来るようになるはずだ。

写真の状態は、結構時間をかけ丁寧に内側にシートを織り込み完全にカバーしたところ。このあと余分な部分をカットし取り去る。必要とあらば、ちょっと強目に温め縮ませシワを消していく。スマホの場合、最終的にレンズなどの穴部分もカット処理した。

本来なら、温度設定できるヒートガンを110度Cくらいにすると都合がいいようなのだが、今回は誰でも出来る方法ということでドライヤーでチャレンジ。

どんなに上手にやっても、気泡は残る。それはそれほど気にしなくていい。すごく値段の高いシートだとそれを抜くための目に見えない小さい穴が無数に開いているのだが、手っ取り早くマチ針などでつついて抜いてしまうのが簡単。そのあとちょっとドライヤーで炙れば大丈夫。

いかがだろうか? イメージ一新である。右は数年前に本体をバラすことを禁じられている林檎産機種に両面PVCシートを貼り込んだスマホ。シートもDIYショップで買える安価なものだったため、四六時中ポケットに突っ込まれた結果角部分のプリントが擦れて消えかかっているが、保護という意味でも十分機能してくれている。

古いものでも気分一新! コストパフォーマンスと出来栄えにはきっと驚くと思われるので、チャレンジ精神いっぱいで楽しんで見てほしい。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【第166回】いざというときのために。車載しておくと安心なアイテム


旅先でのトラブルはいやなものです。そんなまさかのときに備えておくと便利なセーフティグッズを紹介します。

安心して旅をするために、準備しておきましょう。備えあれば憂いなし。

キャンピングカーパーツセンター ♯024075 スタック ヘルパーベルト
キャンピングカーパーツセンター ♯024075 スタック ヘルパーベルト

♯024075
スタック ヘルパーベルト
価格:5,400円

 ぬかるみ、雪道、砂浜などに車がはまってしまったときに、脱出を助けてくれるアイテムです。ベルトをタイヤに巻いて固定することでトラクションをかけて脱出できます。ベルト長が95㎝あるので、キャブコンのタイヤにも装着可能。2個セット。収納袋付きです。

 車両重量のある車はスタックするとなかなか脱出ができません。また雨の後のキャンプ場のちょっとした坂がスリップして登れなくなるなんていうこともあります。そんなときのために車載しておくといいでしょう。

キャンピングカーパーツセンター ♯266002 セーフティハンマー

♯266002
セーフティハンマー
価格:1,944円

こちらは1アイテムで5つの機能がありますから、場面に応じていろいろに使えます。

1、懐中電灯

最大36時間の点灯が可能。夜間の車のトラブル時に役立ちます。いまはスマホの明かりなどで代用もできますが、やはり専用品があったほうが安心です。

2、シートベルトカッター

万が一の事故のときに、シートベルトが脱出の妨げになることがあります。頑丈なシートベルトをカットすることができます。慌てて操作して指などを傷つけないように刃の部分にガードが付いています。

3、ハンマー

ウインドウを簡単に割ることができます。万が一の事故で車に閉じこめられたときに威力を発揮。ハンマーの先がとがっているので、わずかな力でウインドウを破砕できます。

4、LED発煙筒

最大48時間点灯するLEDです。強力な明かりで点滅して約200m先からも視認できます。

5、マグネット

本体に内蔵している磁石で車のボディに取り付けができます。手に持たずに使用できるので便利です。

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp